
スーパーやコンビニで、さまざまなヨーグルトが販売されていますが、
ヨーグルトも自宅でつくることができます。
自家製ヨーグルトの良いところは、
自分の好きな牛乳や豆乳、そして菌種を選べるところです。
牛乳は低脂肪乳でもつくることができ、
植物性のミルクであれば豆乳や
アーモンドミルク、ココナッツミルクでも可能です。
どのミルクを使うか、どの菌種を用いるかで、
ヨーグルトの発酵時間や硬さが変わります。
ここでは成分無調整牛乳を使った、
基本的なヨーグルトのつくり方を学びましょう。
基本的なヨーグルトのつくり方
【材料】
- 牛乳 1l
- 種用のヨーグルト 大さじ2〜3
【つくり方】
自家製のヨーグルトは、
雑菌の繁殖を防ぐために、
使うものを全て煮沸消毒しておきます。
ヨーグルトを混ぜるスプーンはもちろん、
保存容器を使う場合は、保存容器もしっかり消毒してください。
保存容器の消毒を省略するために、
牛乳パックをそのまま使ってもOKです。
ここでは、牛乳パックをそのまま使ったつくり方で解説します。

1.牛乳を温める
牛乳パックを開け、50ccほどカップに入れます。
取り出した50ccは使いません。
牛乳パックのまま電子レンジに入れ、
600Wで2分ほど加熱してください。
40℃ぐらいになるのが目安です。
2.ヨーグルトを入れる
種用のヨーグルトを、
牛乳パックに入れてスプーンでしっかりと混ぜます。
種用のヨーグルトは、スーパーなどに売っている
通常のヨーグルトなら何でもOKです。
※カスピ海ヨーグルトは発酵温度が低いので、
注意してください。(次の章を確認してください)
※ヨーグルトは、雑菌の繁殖を防ぐためにも、
新しく開けたものを使いましょう。
3.発酵させる
ヨーグルトがしっかり混ざったら、
牛乳パックの上部をクリップなどで留めます。
夏場はそのまま常温で発酵させてください。
冬場は気温が低いので、
鍋に水を入れて40℃ぐらいに温め、
その中に牛乳パックを入れて発酵させます。
1〜2日でヨーグルトのできあがりです。
※発酵中は容器をゆすらないでください。
ゆするとヨーグルトが固まりにくくなります。
ヨーグルトメーカーを使う
ヨーグルトづくりの温度調節は、
菌種や種用ヨーグルトの種類によって最適温度が異なりますし、
夏と冬の温度差も考慮しなけらばならないので、
何かと気を使います。
家庭でヨーグルトを頻繁につくるなら、
温度調節やタイマー機能のあるヨーグルトメーカーがあると便利です。
ヨーグルトや菌種の発酵温度
- 一般的なヨーグルト・・・40〜45℃(※)
- ケフィア・・・ 25〜30℃
- カスピ海ヨーグルト・・・25〜30℃
※飲むヨーグルトをつくる場合は30℃
どんなミルクでつくる?

ヨーグルトは牛乳だけでなく、
さまざまな種類のミルクでつくることができます。
自家製ヨーグルトづくりに初めて挑戦するなら、
成分無調整牛乳が良いでしょう。
固まりやすく、失敗が少ないです。
牛乳の脂肪が気になる人は、
低脂肪乳や無脂肪乳を使ってもOKです。
ただし、タンパク質の量が少ない牛乳は、
固まりづらくなるので注意しましょう。
牛乳パックの成分表記を確認し、
成分無調整牛乳と同程度のタンパク質があるものを選びましょう。
「乳飲料」は固まらないので避けてください。
植物性のミルクでは、豆乳やアーモンドミルクが人気です。
豆乳は無調整豆乳を選んでください。
アーモンドミルクは、種類によっては固まらないので、
できるだけ濃いめのアーモンドミルクを選んで使いましょう。
ヨーグルトスムージーのレシピ

自家製のヨーグルトに果物や野菜を混ぜて、
スムージーをつくってみましょう。
野菜が苦手な人や、ビタミン不足を感じている人におすすめです。
ブルーベリースムージー(1杯分)
- ヨーグルト 150g
- ブルーベリー 20〜30g
- はちみつ お好みで
- レモン果汁 お好みで
全ての材料を、なめらかになるまでミキサーにかける。
小松菜とキウイのスムージー(1杯分)
- ヨーグルト 100g
- 小松菜の葉 ひと束
- キウイ 1個
- はちみつ お好みで
- レモン果汁 お好みで
小松菜をざく切りし、キウイは皮をむき小さく切る。
全ての材料を、なめらかになるまでミキサーにかける。
ヨーグルトのつくり方について解説しました。
ヨーグルトを毎日食べる習慣があるのであれば、
ぜひ自家製ヨーグルトづくりに挑戦してみてください。
何度かつくっているうちに、
おいしくつくれるミルクと菌種の組み合わせや、
ちょうど良い発酵時間がだんだんわかってきます。
いろいろ試してみて、
自分のオリジナルのヨーグルトを発見してください。
次のページでは、甘酒のつくり方について解説します。